医療法人三歩会 小野クリニック

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泌尿器科

Medical

Medical泌尿器科

水分の調節と同時に老廃物の排泄をするはたらきをもつ腎臓に始まり、尿管、膀胱、尿道や前立腺などの疾患を治療します。泌尿器科の診療範囲は幅広いのですが、具体的な疾患としては、頻尿(ひんにょう)、夜間頻尿、膀胱炎、尿道炎、腎盂腎炎(じんうじんえん)、前立腺炎、精巣上体炎、前立腺肥大症、過活動膀胱、尿失禁、尿路結石(腎結石、尿管結石、膀胱結石など)、陰嚢水腫(いんのうすいしゅ)、腎細胞がん、膀胱がん、前立腺がん、精巣腫瘍などが挙げられます。

 

こんな症状はありませんか?

  • トイレが近い
  • 頻繁に夜中に起きてトイレに行く
  • 尿が漏れる
  • トイレが近い
  • 排尿に勢いが無い
  • 尿が出にくい
  • 尿が出なくなった
  • 残尿感がある
  • 尿をしてもすっきりしない
  • 尿をするときに痛みがある
  • 尿をした後に痛みがある
  • 尿に血がまじる
  • 尿検査で陽性(尿潜血・たんぱく尿)を指摘された
  • 尿道や股間の奥(会陰部)に不快感がある
  • 膀胱炎が治らない、再発するなど

Medical前立腺肥大症

前立腺肥大症とは、膀胱の下にある前立腺が肥大して尿道を圧迫し、排尿障害を来たす病気です。統計的には日本の55歳以上の男性の約2割、5人に1人くらいに前立腺肥大の症状があると言われています。はっきりとした原因は解明されていませんが、加齢と性ホルモンがなんらかの影響を及ぼしていることは確かなようです。

 

 

前立腺肥大症の主な症状

  • 尿をする回数が多い(1日8回以上)
  • 急に尿がしたくなって、我慢出来ないことがある
  • 我慢出来ずに尿をもらしてしまうことがある
  • 夜、何度もトイレに行く
  • 尿が出にくいことがある など

 

健康なときには無意識に済ませていた排尿なのに、これがスムーズにいかなくなることで、日常生活に大きな支障を来たします。

検査は、腹部エコー検査、血液検査、尿検査などがまず行われ、さらに詳しく調べるための検査としては、直腸内指診、尿流測定、残尿測定、エコー検査、X線検査などがあります。

治療としては、薬物療法、手術療法があります。

Medical前立腺炎

急性(細菌性)前立腺炎

前立腺炎は急性の場合の多くは細菌による感染で、高熱(発熱)や排尿困難、排尿痛や残尿感、頻尿症状を伴います。

 

 

慢性前立腺炎/慢性骨盤疼痛症候群

20~40歳代の若い世代にも多く見られます。

 

主な症状
  • 会陰部(えいんぶ)の不快感
  • 排尿時排尿後の痛み
  • 射精時射精後の痛み
  • 精液に血が混じるなど

 

潜在的な患者さんの数は多く、全男性の約5%がこれらの症状を経験していると言われます。治療も多種ですが、症状が改善するまでは数ヶ月かかることも少なくありません。

Medical尿路感染症

尿路に細菌が棲みつき、増殖して炎症を起こした状態を尿路感染症と言い、膀胱炎、尿道炎、腎盂腎炎などがあります。細菌は尿道の出口から侵入し、膀胱に達して膀胱炎を起こします。また、膀胱の細菌が尿管を上に登って腎盂に達し、ここで増殖すると腎盂腎炎を起こします。

治療には、細菌を殺す抗菌薬が投与されます。治療が効くと、症状は3日ほどでよくなりますが、渡された薬はすべて飲み切るようにしましょう。症状が良くなったからといって、途中で薬を中断してしまうと細菌が生き残りやすくなり、再発してしまうことがあります。

Medical神経因性膀胱

尿は膀胱と尿道がうまく連動して働くことによって排泄されます。これらを働かせるためには、命令を伝える神経がしっかりしていないとうまくいきません。この神経が、脳梗塞、パーキンソン病、子宮がんや直腸がん手術の後遺症などにより障害を起こしたり、けが(脊髄損傷など)をしたりして神経障害を起こして、排尿がうまく出来なくなった状態を神経因性膀胱と言います。放置すると尿路感染や腎機能障害などを引き起こすことも少なくありません。

Medical過活動膀胱

膀胱は尿を貯める臓器ですが、本来尿意を感じても我慢ができるような仕組みを持っています。過活動膀胱とは、膀胱に尿が十分に溜まっていないのに、膀胱が自分の意思とは関係なく勝手に収縮するという病気で、急に尿がしたくなって我慢ができず(尿意切迫感)、トイレに何回も行くようになります。さらに尿を漏らしてしまうこと(切迫性尿失禁)もあります。加齢とともに男女問わずかかる病気であり、全国でも800万人以上がこの症状で悩んでいることが知られています。適切な治療で改善し、社会生活をより良いものにすることが可能な疾患でもあります。

 

 

過活動膀胱の症状
  • トイレが気になって仕事に集中できない。
  • トイレが気になってバスや電車に乗れない、旅行に行けない。
  • 夜の尿の回数が多くて睡眠が十分とれない。
  • 尿がもれてしまい、においが気になる。

 

治療はお薬による治療や生活習慣の改善と、膀胱機能訓練などの指導を行います。

Medical尿失禁

尿失禁とは自分の意思とは関係なく尿が漏れてしまうことと定義づけられています。40歳以上の女性の4割以上が経験しており、実際に悩んでおられる方は実は大変に多いのですが、恥ずかしいので我慢している方がほとんどです。

 

種類

  • 腹圧性尿失禁:重い荷物を持ち上げた時、走ったりジャンプをした時、咳やくしゃみをした時など、お腹に力が入った時に尿が漏れてしまうのが腹圧性尿失禁です。女性の尿失禁の中で最も多く、週1回以上経験している女性は500万人以上といわれています。
  • 切迫性尿失禁:急に尿がしたくなり(尿意切迫感)、我慢できずに漏れてしまうのが切迫性尿失禁です。トイレが近くなったり、トイレにかけ込むようなことが起きたりしますので、外出中や乗り物に乗っている時などに大変に困ります。
  • 混合性尿失禁:腹圧性と切迫性の両方が混在するタイプ。
  • 機能性尿失禁:排尿機能は正常にもかかわらず、身体運動機能の低下や認知症が原因でおこる尿失禁です。たとえば、歩行障害のためにトイレまで間に合わない、あるいは認知症のためにトイレで排尿できない、といったケースです。
  • 溢流性(いつりゅうせい)尿失禁:自分で尿を出したいのに出せない、でも尿が少しずつ漏れ出てしまうのが溢流性尿失禁です。この溢流性尿失禁では、尿が出にくくなる排尿障害が必ず前提にあります。排尿障害を起こす代表的な疾患に、前立腺肥大症がありますので、溢流性尿失禁は男性に多くみられます。ほかに、直腸がんや子宮がんの手術後などに膀胱周囲の神経の機能が低下してしまっている場合にもみられます。

 

主な症状
  • 最近立ち上がる時に尿がもれてしまった。
  • おしっこにトイレに向かう途中に我慢しきれず尿がもれてしまった。
  • 動作に関係なく尿がもれてしまう。
  • 尿が出しづらくなりお腹が張って尿が出てしまう。

 

治療は腹圧性尿失禁の場合、骨盤底筋訓練をまず行います。それでも改善が認められないようであれば、手術療法を行います。切迫性尿失禁の場合は抗コリン薬、β3受容体刺激薬などの薬を処方します。飲水コントロール、骨盤底筋訓練、尿意があっても少しがまんする膀胱訓練などの行動療法を併用します。

このように尿失禁の種類や程度により、治療法は様々です。尿失禁は生命に直接影響するわけではありませんが、いわゆる生活の質を低下させてしまう病気です。困ったなと思ったら恥ずかしがったり、年齢的なこととあきらめたりせずに、どうぞ泌尿器科専門医にご相談ください。

Medical骨盤臓器脱(膀胱瘤・子宮脱)

骨盤臓器脱とは、骨盤底の筋肉や靭帯がゆるみ、膀胱・子宮・直腸が下がってくる病気で、女性特有の疾患です。

子宮が下がってくる不快感とともに尿失禁などの排尿障害をともなうことが多く、進行すると日常生活に支障をきたすようになります。

 

主な症状
  • 膣の中に異物感がある。
  • 午後になるとお腹の中身が下がってきたような感じがして気持ち悪い。
  • おしっこが出にくい。
  • 残尿感があってすっきりしない。
  • トイレが近く間に合わないと尿が漏れてしまうことがある。

 

治療は軽症の場合、骨盤底筋を鍛える体操が有効です。この体操で脱が治るということはないのですが、脱の進行が食い止められ、脱に関連する痛みが緩和されたり、尿失禁の改善が期待できます。進行した症状の場合は、膣の中にリング状の装具を入れて下垂した臓器を持ち上げるペッサリー治療を施行します。ペッサリー治療以外にはフェミクッションによる治療もありますが、根治的には手術療法しかありません。

Medical腎結石

腎臓内に生じた結石を、腎結石と言います。出来る場所によって、腎杯(じんぱい)結石、腎盂(じんう)結石などに分かれ、それらが大きくなったものをサンゴ状結石と呼ぶこともあります。腎臓内にある場合はほとんど痛みがありません。しかし、結石が腎臓から尿管に移動し、尿管に詰まると、腰から背中にかけての激しい痛みなどを引き起こします。

Medical尿管結石

腎臓で出来た結石が細い尿管に落下して、急激に閉塞して発症します。結石の大きさや位置によらず激痛となることがあり、吐き気や嘔吐をともなうこともあります。結石の診断がついたら、まず痛みを抑える薬物療法を施行します。多くの小結石の場合は自然排石が期待できますが、大きな結石および自然排石が不可能と考えられる結石は、体外衝撃波結石破砕手術(ESWL)やレーザー砕石器などを用いた内視鏡手術で治療します。

Medicalたんぱく尿

たんぱく尿の原因としては、急性腎炎や慢性腎炎などの腎臓に限局した病気と、糖尿病、膠原病、高血圧など全身の病気の一部として腎臓に障害が起きる場合があります。治療法が異なりますので正確な診断が必要になります。

Medical前立腺がん

前立腺がんには特有の症状はありませんが、前立腺肥大症と併存することも多く、前立腺肥大症の症状で見つかることもあります。診断には、前立腺腫瘍マーカー(PSA:前立腺特異抗原)が特に有効で、採血(血液検査)で早期発見出来るがんですので、50歳以上の方は一度検査されることをお勧めします。

前立腺がんの主な治療法は、監視療法、手術療法、放射線療法、内分泌療法(ホルモン療法)、化学療法です。治療方法は、がんの進行の程度や体の状態などから検討されます。

Medical膀胱がん

膀胱がんは、膀胱鏡検査により大部分の診断が可能です。尿にがん細胞が落ちているかを調べる尿細胞診も有効な検査です。膀胱がんの外科的な治療には、大きく分けて2つの方法があります。ひとつは、膀胱鏡で腫瘍を観察しながらがんを電気メスで切除する方法(経尿道的膀胱腫瘍切除術)、もうひとつは膀胱を摘出する方法(膀胱全摘除術)です。

Medical性感性症

性感染症は、性行為によって感染を起こす病気の総称です。

以前は性風俗店などでの不衛生な性行為による感染が多かったのですが、最近は、傾向として不特定のセックスパートナーとの性交渉やセックスの多様化などにより、広がりを見せています。

また、風邪のように喉が痛い(咽頭炎)などの症状で性感染症が発見されるケースも見られるようになり病状は多様化しています。

代表的な性感染症は、淋病、クラミジア感染症(非淋菌性尿道炎)、梅毒、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、カンジダによる包皮炎、毛ジラミ症、エイズなどです。思い当たる節のある方や、パートナーが性感染症にかかっている方は早めに専門医の検査と適切な治療を受けることが早期治癒への大事な一歩です。

MedicalED

性機能障害(ED)は、壮年期〜老年期にかけての男性に起こるいわゆる勃起不全の状態です。原因は様々ですが、神経障害と血管障害が関与しています。EDに合併して内科疾患が潜んでいる可能性があるので、その鑑別も重要です。またストレスも関与しており、若い男性でも起こりうる疾患です。

 

主な症状
  • 最近陰茎の硬さが不十分。
  • 性交の途中で萎縮してしまう。
  • 性交前に性的刺激を受けても勃起しない。
  • 射精が出来ない。

 

治療はED改善薬を処方しても心機能等が問題ないかを判断の上、希望者にはED治療薬を処方します。

EDは生活習慣病の一つとしても考えられるようになってきておりますので、一度医師に相談されることをお勧めします。

Medical男性更年期

更年期障害とは女性にしか起こらないと考えている方も多いと思いますが、実は男性にも更年期障害があります。加齢とともに男性ホルモンが低下し、症状は多彩ですが、下記のような症状がある場合男性更年期の可能性がありますのでご相談ください。

 

主な症状

男性の更年期障害の症状として典型的に見られるのがうつ症状、性欲の減退、自律神経失調症も代表的な症状です。その他勃起不全(ED)、発汗、体のほてりなども認めます。

 

  • 以前は精力的に仕事をこなしてきたが、最近仕事の意欲がわかない。
  • 汗をかきやすくなり、体がほてるようになった。
  • 性欲が減退し、勃起障害も出てきた。

 

治療は男性ホルモンに異常があれば今後の治療方針を相談し、症状が強ければホルモン補充療法などを行います。軽度であれば内服薬による治療を検討します。ホルモンが正常で、うつ症状が強い場合は神経科、精神科の専門医に紹介します。

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